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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

BLOOD-C

BLOODシリーズの最新作。BLOODシリーズはそれぞれつながりは無いのですけれど、今回も前のBLOOD THE LAST VAMPIREやBLOOD+とは違う世界観において、血と吸血鬼の話となっています。共通するのは小夜という主人公の名前と血がおびただしく出ることと、なんか人外のものと戦う事ですかね。
小夜については明確に吸血鬼であると表現されることもなく終わります。血を飲むと言う言及はあるのですけれどそれが何故かとかは全く語られません。
人じゃ無い何かという表現はされるんですけれど、それも中途半端です。

何故そういうような事になっているかと言うと、この作品が同時期に放送されていたUN-GOとちょうど逆のパターンになっているから。
UN-GOはプロローグ部分が映画で公開されていました。このBLOOD-CはTVがプロローグになっていて本編は今後に公開される映画でと言う事になっているから。ちょっと、これどうなのと思った。
最後の2話くらいで急にそれが展開されるんだけれども、説明不足すぎてはぁ?って感じになる。
主人公の小夜に気がついてなかったのか?的に話がされるのだけれど、それを視聴者にも気がついて欲しいと言うような作りがされている。
だけれどもその情報提供に失敗していて唐突に急にそういった展開を突きつけられた感じになってしまうのです。
学校に小夜のクラス以外の人が居なかったりと言う描写がそれに当たるのですけれど、全体的にI.G.作品とは思えない絵の質なので、それが伏線に思えないんですよね。
かなり残念ですね。

なんでこういう作りにしたのかが謎。
映画のプロモーション的に作ったと言うならば、それなりの絵と展開を用意しておかないと。少なくとも必要な努力が足りなかったのでは無いかと思ってます。
水樹奈々さんの人気におんぶにだっこ?とか思ってしまう。
BLOODが好きな僕からするとすごく残念で仕方が無い。

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創聖のアクエリオン

本放送の時にはなんだかの理由で見てなかったのですが(理由は忘れた)、再放送がされていたので録画しておいてちまちま消化していました。
話には聞いていたけれど絵というか表現とか台詞回しがいちいちエロティックに聞こえる様になっていて、どーなの?これって感じ。面白いには面白いのだけれど、ちょっと中だるみがあるというか、馬鹿っぽいことの繰り返しになってしまう部分があって、1度見て楽しむ分には良いのだけれど、ストーリーを楽しむ要素は、その場のノリの勢いにかき消されてしまって少し残念です。
流行に流行ったあの「1万2千年前から」というあの歌詞もきちんと設定に組み込まれていますし、人間の清濁合わせ混んだ良いストーリーなのに勢いに支配されちゃってるのはどうなんだろう?とか思ったりしました。
別段、合体とかでいちいちノリ展開しなくても良いアニメだったと思うんですけどね。
たしかにアレがなかったら、あんなに流行はしなかったとは思いますけれど。他のロボットアニメに埋もれてしまって…。
そう考えれば勝ち組であるとは思いますけれどね。
純粋に見て笑ってと言う楽しみ方ができる作品でした。


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テルマエ・ロマエ

原作漫画が気になっていたので視聴。
フラッシュアニメで3話だけという超短い作品ですが、すごく楽しめた。
古代ローマと現代日本(実際は少し前なのかな?)に共通する文化である公衆浴場。
日本の公衆浴場(=銭湯)は廃れつつありますけれど、その共通する文化である浴場がらみで展開されるカルチャーギャップを楽しむ作品。
古代ローマから一時的にタイムスリップしてくる古代ローマ人ルシウスがいちいち面白い反応をするのでそれがすごく楽しい。
現代日本では当たり前のことであっても、古代ローマではびっくりする文化なんてのはいっぱいあるわけで、当然と言えば当然なのですけれど。
ローマという支配階級の国の人から見れば、東方のちっこい日本人は良くわからなくても下にみるでしょうし、なのにその日本人に勝る技術は持っていない訳で困惑しつつも謙虚にその文化を再現しようとする姿が面白かったです。
原作読みたくなった。良い感じの作品ですね。

 

境界線上のホライゾン

原作は本屋のラノベコーナーであほみたいな厚さで異彩をはなっている小説。
いつも気になっているのですけれど、その厚さがネックで読んでなかった作品。アニメ化して貰えるのはうれしくて面白かったら読んでも良いかなと思う訳で。

家柄によって理不尽な責任を負わされてしまって命を捨てざるを得ない様な状況に陥ったヒロインを主人公を含む仲間達が救いに行く。
ヒロインは諦めてしまっているのだけれど、主人公はそれを説得して思い直させると言うごくごく単純な話なんですけれど。
広げた風呂敷がなんかこう途方も無くでかくて、その為に用意した舞台がでかいでかい。この風呂敷のでかさがあの原作の厚さと言う事になるのだと思います。
登場人物達全員にそれぞれ思惑があったり想いがあるのですが、それをいちいち描いているので話が大量になると言うことだと思います。

最後に主人公の葵がホライゾンを説得するところがすごくかっこよくて、これが描きたくてやったんだなと言うのが良くわかります。
格好いいって思わせた勝ちだと思いますね。
ただ、そこまでたどり着くのが前述の様に風呂敷がでかすぎるので説明不足が否めない。続けてみていれば徐々に慣れていきますし理解もできてくるんですけれど、最初の方はちょっと厳しかった印象。
見終わってみれば面白かったなんですけれどね。

 

ましろ色シンフォニー

アダルトゲーム原作のアニメ。
何というか描かれたお話は心温まる恋愛ものではあるのだけれど、テンプレート的だなと感じました。
アダルトゲームにおける記号っていくつかあると思うんですけれど、そのテンプレートに従った作品と感じました。

どうもアニメ版のヒロインとなったキャラクターが実は原作ではサブヒロインであってメインヒロインでは無かったらしいと言う事で、アニメを見た時に「あれ?このキャラとくっつくんだ」という違和感が有りました。
その違和感が逆におもしろかったんですけれど、どうしてもこのジャンルは出尽くした感があるので目新しいさとかはあまり感じませんでしたね。
キャラは可愛いのですけれど、それだけかなぁと思いました。

しかし、アダルトゲーム原作の作品がこうも多くアニメ化されるのはどうなんだろうね。

 

GENEZ-5


GENEZ-5

深見真:著
mebae:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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短編集。
一応、4巻の後の体裁を取っています。
1巻で登場したっきり、出てこなかった謙吾の妹が再び来日してグリークスの面々と会話するという内容になっています。
7本の短編はそれぞれその会話の内容と言う事になっています。

基本的には舞台設定を補完する為に書かれたのであろう短編になっています。
普段の海神学園の活動を描きつつ、メインで描かれる謙吾以外のキャラにフィーチャーした感じになってると思ったのですけれど、結局はユキナのパートが多かったり、兵隊として以外の謙吾のだめっぷりがアピールされたりと言う感じの展開が多かったですね。
ファンタジア文庫のテンプレート的では有るんですけれど、長編がシリアスなのに対して、すこし砕けたコミカルな展開となっています。
もともと割とちゃんとキャラが長編だけでも立っているシリーズなので、こんなことして補完しなくても良いのに。
面白いから良いですけれど。
しかし、この学校…つか学校じゃ無いんだけどさ実質。兵隊訓練場であるというのがその実態ではあるんですけど、若いのに構成人員がみんなチート過ぎ。謙吾たちビーバス&バッドヘッドの面々はもともとチートなキャラばかりなのですけれど、他のメンバーも特殊能力こそ無いものの十分規格外だよなぁ。
そのせいか、みんなどっか歪ではあるんですけれど。

このシリーズは割と殺伐とした流れが多いので、こういった息抜きがあるのは良い感じではあるのですけれど、割と危ういんじゃないですかねぇ。
長編の雰囲気を壊さないでそのまま短編を巧く展開できるかというのが鍵だと思いますけれど、これは良い感じに処理されていると思いますね。
ファンタジア文庫の作品はこういったことが巧くて、当たり前のようにこういった作品作りがされますね。
ファンタジア文庫だから読むけれど、他のだったらこういうのって避けちゃうなとも思いながら読んでました。

 

UN-GO

何だろう…不思議な雰囲気の作品でした。
近未来を舞台とした探偵もので人間の醜さとかそういったところを描いていく感じのサスペンスと言ったところ。
たぶん、ミステリとして描かれたんだと思うんですけれど、登場人物の因果によって真実が引きずり出されてしまうので、ミステリ的な謎解きとかそういった印象は薄くなってます。
元々は昭和初期の「明治開化 安吾捕物帳」という小説らしいのですが、現代風にアレンジというものになっています。

舞台背景は戦争後の近未来の日本で、AI技術とかその辺が現代より進んでいます。
でも人が変われるほど進んでは居なくて、どちらかと言うとオタクが喜ぶような進化をした感じなんでしょうかね。進む方向が視聴ターゲット向きになっている感じがしました。
どう考えても僕の好みの作品なはずなんですけれど、何か受け付けない感じがしました。放送時に映画版が上映されていてそれがプロローグ的な作品と言う事だったのですが、見に行くかどうか悩んだんですけれど見ませんでした。
ほぼ単館上映的な上映体勢だったのもあって、いつも見ている映画館で見れないと言うのが主な理由なんですけれど、それによって作品を正しく理解する術を失ったと言う面もあったかも知れないです。
少し状況というか登場人物の背景に不理解な部分があってTV版だけでは少し足りない感じでしたね。
ちょっともったいない感じがしました。
2時間弱であるであろう映画の分をTVに埋め込めなかったのかなぁと。1クール作品だったのですが2クールにすればそれなりにもっと描けたんじゃ無いかなと。

たぶん、作品の雰囲気に好感を持てるかが鍵だと思うんですよね。
僕は何故かあまりもてなくて、映画版を見逃した。それが理由で淡々とみて終わったと言う感じになってしまった。
ちょっと残念かな。

 

たまゆら~hitotose~

同名のOVAがあるらしい。見てから知った。
とりあえずOVA側を知らなくても話しの理解に問題が出るわけではないけれど、知ってると少し楽しみ方が増えたみたい。
いわゆる日常系のストーリーで瀬戸内海なのかな?海辺の情緒あふれる町を舞台に女子高生4人が少しずつ成長していくお話。
人とのつながりとか温かい関係なんかをじんわりと感じていくと言うのが、この作品の楽しみ方だと思う。

主人公4人の目的や目指す場所ってのはそれぞれ違うんだけれど、友達同士で自然に支え合いながら意見を言ったり優しく見守ったり、そんなこんなで自分の向かう場所を見つけていく。周りの人々も都会の冷たさではなくて、地方の町特有の暖かさとかそういうものがあって自然ですごく温かい。
そんな4人の少女の成長過程を淡々と描いていく感じで、ゆっくり見れると心情的にほっこりできて良いんだけど…。
ちょっと僕的には見た時の精神状態がよろしくなくて、淡々とした柔らかい感じのこの作品の良さが受け止められなかった。
作品を見るときのタイミングってのもあるなと感じた作品になってしまった。
日常系の話が好きな人にはすごくお勧め。

 

テスタメント・シュピーゲル1


テスタメント・シュピーゲル1

冲方丁:著
島田フミカネ:イラスト
角川スニーカー文庫


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シュピーゲルシリーズを一本にまとめての続編。
視点はオイレンシュピーゲル側に当たっています。特に涼月に。
というよりはこの巻からは明らかに涼月が主人公として描かれています。
ある意味、最も壊れていない涼月が視点を持っていることで、全体を把握しやすくなっている気もします。
とはいえ、各キャラクターの視点が全くないわけではなく、涼月がメインであるというだけですが。

冲方さん特有のクランチ文体が多用されているのですが、マルドゥック・ベロシティで見せた疾走感の増量よりも、情報量の増量に主眼が置かれているようで入ってくる状況を頭に入れながら読むのがかなり苦痛だった。いままで何冊かクランチ文体の作品を読んだけれど、こんなの初めてだと感じた。
読みにくく、情報の重量が重い。租借するのに時間が掛かると言った今まで真逆の印象を持った。

今までの伏線や人間関係が重くのしかかって、MPBの面々やMSSの面々にそれぞれのし掛かってくる。
基本的にMPB側の視点なのでMSS側である鳳や乙、雛の内面描写等は少ないのですが、それなりに乙と雛も同じような状況下に有ったのでは無いかと推測出来ます。一番悲惨な状況下に置かれているのは、もともと危うい設定があった鳳ですけどほとんど描写されず。ただ、「やばい」というのだけは明確に把握出来てしまい、どうなってしまうのだろうと言う不安感が煽られます。普段が一番、まともというか壊れていない様だった鳳が一番やばいと言うのが印象的です。MPB側視点でもそういった情報が入ってくるので、冲方さんすごいって素直に思いながら追い詰められ度合いに吐きそう。

その上で視点を持っているMPB側ですが、起こってる事件を解決する為に動いてるのに、自分たちの過去に追い立てられたり、自分のアイデンティティに関わるプレッシャーをかけられたりで精神的に追い詰まっていく。
前半部分はずっとそんな感じで、涼月でなくてもこれは誰も信じたくなくなるなと思ったり。涼月も陽炎も夕霧も過去に家族との間になんらかのトラウマを負っており、それと向き合う事を強いられる事件。結果的に信じられないと思っていた人が実は彼女らの事を大切に思っていたり、記憶が封印(ねつ造)されていたのが戻ったり、救いと言って良い方向に流れては居ると思う。
でも状況が逼迫したままであり、結果的に陽炎も夕霧もこれ以上は動けない状況ってのに追い込まれてしまったのではないかと感じました。夕霧は特に。

最終的に彼女らの思いを受けとめて、自分の過去と向き合って、これからの未来を見据えて、途中立ち止まること、逃げてしまうことを選んでも良いと言う選択肢を提示されながらも、仲間との絆や培ってきた思い、実は大切にしてくれてた両親の思いなどを受けて、前に進む事を涼月が選択したところでこの巻は幕。
これからどうなっていくのかが不安でしかたがない。
出来れば、結局なんらかの犠牲者であるMPB、MSSの面々は救われて欲しいのだけれど、鳳と夕霧がなんかやばそうだし。いろいろ犠牲が出そうな予感がいっぱいな所。

冲方さんは精神を削りながら小説を書いて居るけれど、読む方にもその覚悟を突きつけられた感じ。
読んでいて文字通り吐きそうになりながら読んだ。
これラノベなんだぜ…。普通のラノベではこうは行かないだろうと思う。

 

アビスゲート3 楔を穿つ淵の使者


アビスゲート3 楔を穿つ淵の使者

神坂一:著
芳住和之:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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読んだ時、前の話をすっかり忘れててどんなだっけー?なんて思っていたのだけれど。
読み始めたら割とすんなり記憶が戻ってきて、あぁこんな話だっけと自然に読めた。
そもそも2巻の刊行から間が開いた上に僕が放置したのでさらに長い間が出来てたのですけれど。

1巻、2巻で世界設定が説明された感じで、発生している事件なんかが一通り説明された上で、主人公達は事件に相対していく訳ですが…。
小説ってのは2通りのものがあると思うんですよね大きく分けて。登場人物の事件等の発生した状況に対する動き、状況がどう動いていくのかを主体に描くもの。そして登場人物の心情を主体に描くもの。どちらか片方ってのはあり得ないとは思うのですけれど、エンターテイメントであるラノベでは各キャラの心情よりも、事件状況の解決やその過程のわくわく感やどきどき感を楽しむものが多いと思うのです。
神坂さんの作品だし、どちらかと言えば、状況描写の多いラノベ=エンターテイメント的な要素が多い作品だろうと思ってたのですけれど。良い意味で裏切られた感じ。
クラウスが怪物になってしまった弟と邂逅する事で、クラウスの心情に主眼を置いた流れになっていた。

状況は敵が分かってそれほど複雑ではない、ファンタジーにありがちな陰謀劇で、まだ少し謎もあるでしょうけれど、放って置いても状況が進んで解決されそうな雰囲気。
そもそもクラウス達は、物事の中核近くに居るけれど、立場的には代わりがいくらでも居る傭兵にすぎませんし。
それに対して、怪物の幹部的な存在になってる弟とのやりとり、クラウスの復讐心と弟がまがいなりにも生きていてその板挟みになって苦しむ様って方が盛り上がるってもの。
クラウスの悩みは余り共有できるものでも、共感できる体験が出来るものでもありませんけれど、思想的に違ったものに傾倒してしまった家族との会話ってのがこんな感じなのかしらとか思いながら読んでました。

心情的には作者が「淵より来るもの」はクトゥルフイメージしてるとか言ってしまってるので、やられる前にやれ!ってなるんですけれど、当事者としてはそうは行きませんよね。
なんとかして元にもどす方法が無いかと悩むでしょうし、それが無理だと知った時に、思想はずれてしまったけれど家族を大切に思う人らしい心は忘れてない相手を倒せるかとなると疑問。
その板挟み感が何とも。
クラウスが思い悩むだけで1冊過ぎていった感じですけれど、それはそれで有りだと思う。
まだ言葉ほど吹っ切れていないのは見え見えですけれど、その思い悩むのを楽しむと言っては変ですけれど、どう結論づけるんだろうかと続きが読みたいと思わせてくる。

刊行ペースが遅いので次が何時になるかは分からないですけれど、あんまり巻数は多くなくて完結してくれそうな気がします。
昨今のラノベは冊数が多すぎてまとまりが無いものが多いので、少ない冊数できちんと終わってくれるのを期待したい。
もちろん面白いというのは大前提だけれども。
刊行ペースの問題だろうね…イラストの雰囲気が少し変わった。

 

GENEZ-4


GENEZ-4

深見真:著
mebae:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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4巻目。
前の巻までで状況と敵性勢力が大体分かってきた感じで、どこへ向かっていくのかなと言う所。
未だシリーズがどこに落ち着いていくのかってのは完全には見えませんね。
類似した雰囲気を持っていたフルメタル・パニック!ではかなめに降りかかる驚異が取り払われると言う所がゴールとして見えていましたけれど、敵性要素を持っている所が複数箇所見え隠れするので何とも落としどころが読めません。
ナイチンゲールやギルガメッシュって言う謎に対して決着がつくところがラストなのかな?
これ4巻目なんだけれども大体これくらいからエンドが見えない作品は長期化するという僕の持論。
この作品はまだ長期化しない要素もあるかなと思ってる。
余り長すぎるのもどうなのかと思っていたりもするので、そういう所はシリーズものを連続で読んでいると常に気になっています。

ナイチンゲールの性能とか適正とかその辺の問題からの絡みで事象が動いているのが見えてきました。
どうなっていくのかは、まだまだ先のお楽しみという感じですが、とりあえずこれで状況が一通り見えたのでしょうかね?
ただ、前述した通り敵性勢力と言えそうな所が複数箇所ありそう(バビロン・メディスンと謙吾の父親の目的が同一と思えない)なので、状況の二転三転はありそう。

ナイチンゲールの取り合い、PMCとしての利権争い、技術競争なんかを背景にして、いろいろ登場人物の心情を描いているのは面白い。
しかしPMCが学校(兵隊養成学校だけれども)を経営しているというのはいかがなものだろう?
別に学校型式にしなくても良かったんじゃ無いかなとも思わなくも無い。
門戸を拡げたり若年者を保護しやすいというメリットはあるんだろうけど、セキュリティがざるになるよね?学校型式にしている事でデメリットが多いような気がしないでも無い。例えば兵隊が未熟だったり。
と言う事でGENEZ盗まれました事件勃発。あれって超一級の機密だと思うんだけど…。
しかも遺伝的適合が要素の1つだから盗んでも使えるとは限らんのだが、謙吾のGENEZなら爪兵が使えちゃいそうな予感もしないでもない。
謙吾を中心に人間関係が描かれているけれど、傭兵、恵まれない地域での少年兵の悲しさなんかを織り交ぜつつ、恋愛事情が半端無く展開されている。この作者さんだからその辺は不可欠なんだろうけど、謙吾を取り合ってる2名がとりあえずおなじラインに着きましたと見せかけて、やっぱりユキナが一歩どころか100m位前にでてる感じ。七湖不憫だなぁ。
七湖がGENEZ適合者ってのは何ともご都合過ぎないかなぁ。遺伝子レベルでの適合が必要なのに。
割と何人も見つかるモノなのかしら?
でも今の所、各GENEZ、1人が専属だよね。そうで無ければもっと強そうな先輩達にも支給されてそうだし。
彩離の過去はこの作者さんらしくえぐかった。しかも、人身売買とか割とラノベでは忌避されるところを普通に書いてくる。彩離はいつも報われない役なんだけど、なんか今回、少しフラグたてたのかな?爪兵と。
爪兵の元に行っちゃうか、爪兵がグリークスにくるかどちらかがあるなと思ってる。

何はともあれ今回も安定して面白かった。

 

フェルメールからのラブレター展

フェルメールからのラブレター展

もう少しで終了してしまうのですが、数週ほど前に見てきました。
渋谷のbunkamuraミュージアムは前回のフェルメールの地理学者が来た後、リニューアルのために閉館してたのですが、リニューアル再開後もフェルメールという…。
最近流行ですからねフェルメール。

今回は「手紙」というテーマで当時の人々の感情や生活、文化などが描写された作品を集めての展示会となっています。
これ、実は簡単に風景画や静物画なんかより敷居が高いですよね。画家のテクニックなどを見るのだけでは無く、そのときの感情や描写された対象自体への考察が必要になるというなかなかに素人には敷居が高かったですね。
それでも見ていてすごく興味深くて面白かったです。

当時の人がどう思っていたのか、何を感じていたのか、そういった事が写真の様にキャンバスに描かれていたと言うのが印象です。
どの絵を見ても、確かに300、400年昔の姿なのですけれど、人々の心や想いって言うのは現代とそう変わりないのが分かります。
喜びや悲しみといったごく当たり前の感情がそこに描かれていました。
フェルメールの絵っていうのは登場人物少なくて、普通だったら登場人物の心情っていうのが読みにくいんでしょうけれど、それでもあぁ、この人は何か悲しんでいる、怒っている、とかそういう感情が分かりやすいような気がします。
でも、僕の印象に残ったのはフェルメールのでは無かったという。実は前回の地理学者の時もうそうでしたけれど。どちらかと言うとテクニックの高い絵の方が印象に残ってしまいました。
僕の印象に一番残ったのは、フェルディナント・ボルという画家の本を持つ男という絵。その次あたりにヤン・リーフェス、ヘリット・ダウと言う画家の絵でした。これらの絵には共通した特徴があって、背景と前景の間の光の描写が巧みであると言うこと。どういう効果があったかというと裸眼3Dの映画とか見ているような印象と思ったのです。
絵です。油絵。購入した図版でみるのと全然印象が違っていて、図版のは正直ただの絵なんですけれど、実際に目の前でみると3Dの様に見えるんです。すごいと思いました。
これらの絵を描いた人達、全員レンブラントがらみの人。共同制作者や弟子に当たる人でした。
フェルメールも光の描写が巧いとされる画家ですので、おそらくは暗い絵柄の絵だと同じような印象を受けるように思いますが、前回のも今回のも明るい絵柄だったので、印象が地学なったのだと思います。

すごく刺激になりますね。
こういう美術展ってのは。落ち着いてゆっくり見れる余裕ってのを大事にしたいと思います。
なんか、夏には真珠の耳飾りの少女、真珠の首飾りの少女が来るようですのでそちらも見に行こうと思います。

 

STEINS;GATE 蝶翼のダイバージェンス:Reverse


STEINS;GATE
蝶翼のダイバージェンス:Reverse


5pb.×ニトロプラス:原作
三輪清宗:著
坂井久太:イラスト
角川スニーカー文庫


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シュタゲノベライズ。
シュタゲは色々メディアミックスされていますが本編に当たるのは各メディアで1作でした。これは本編に当たる作品なんですが既存の円環連鎖のウロボロスが本編だったので、これは視点が変えてあります。
シュタゲで僕が把握してるメディアミックスはオカリン視点か鈴羽視点が普通でしたけど、これは助手視点。それで本編の流れを追う作品になってます。

シュタインズゲート本編の話なので感想的なものは同一になるかなと言う感じ。
しかも本巻では電話レンジの機能に気がついたところ=ロト6の実験を行うところまでですので、感想というのが出しにくい。
そして、1つ問題があってシュタインズゲート本編内ではこの時点までで何回かオカリンは世界線の移動を経験します。オカリン以外は世界線移動時に記憶を保持したままにできない。すなわち、語り部である紅莉栖の記憶が連続していません。
最初は刺される紅莉栖、ロト6実験前の紅莉栖、ロト6実験後の紅莉栖と世界線移動が起こる度に語り部である彼女の記憶の断絶が起こる。
そのせいで、何が起こっているのか分かりにくいんですよね。僕は本編を知っているので読んでいて問題は全くありませんけど、最初にこれ読んだ人は何かと思うこと請け合い。完全にファン向けの作品になってます。
副題にReverseって付いてますから、これをいきなり読む人はそうそう居ないと思いますが。
難しいところですけれど、僕はメディアミックスであっても本編無しでも内容が理解できるのが理想だと思っているので少し残念です。

紅莉栖視点なのでもっと研究者視点の内容なのかと思いきや、本編以上に人の心情に重きを置いた内容になっています。
メインとなるのは紅莉栖が父との確執に悩みながらというところですが、うまく掘り下げられていてすごく良い感じでした。
脳科学者である紅莉栖が畑違いも甚だしいタイムマシン関係の講演をなんなくやってのけたり、タイムマシンに興味を持ったりする理由っていうのが本編以上に先に出てきますので、紅莉栖の心情はすごく読みやすい。そして悲しい。
この先、まゆりの死に相対して世界線移動や過去改変を続けていく事になるのですがどうやって描いていくのか。
オカリン視点だと同じ事の繰り返しがキーになってましたけど、断絶してしまう紅莉栖ではそれをやっても変ですしね。

 

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Author:はがね
日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
オタなので、ジャンルはオタ方向に傾倒。

チベタン・スパニエルという珍しい犬種の愛犬記事もありまする。

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