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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック2

ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック2

深見真:著
織田non:イラスト
ガガガ文庫


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2巻。
何となく2巻が出ると思ってなかったのでビックリしました。
深見さんのためし的な作品だと思ってたので…。

ファンタジーで何処まで国家的な動きを描くかと言うのは、その作品の世界観によって違うと思うんですが、この作品では思いっきり国家的な動きが描かれています。
主人公であるリョウトが外交官してるところからも分かる通り、この作品の世界観では現代に近い国家間のやりとりがなされています。
ファンタジーものだと国と国の間に緩衝地帯があったり、どの国も支配出来ないような魔獣の住処とかあったりしますがそう言うのはあまり無い感じ。

前巻は登場した国家間の陰謀とかは少しだけ片鱗が見えただけでしたが、今回はもろにぶつかり合い。
しかも割とありがちな暴君により支配されている国に対してのミッションという様な感じです。
実際のところ、ファンタジーというより現代ものの小説を読んでるような感じになるのはどうしてもこの作者さんの特徴だから仕方ないと言う所でしょうか?

それに舞台が現代っぽいのですが、登場人物はファンタジー色がより濃くなってきました。エルフに加えてドワーフが参入。前の巻でも少しでてましたが、より明確に主要登場人物として出てきました。
しかし、ドワーフは印象が納得できるのですが、エルフがちょっと納得いかないと言うか高貴なイメージを連想させる種族なのにそう言った趣がありません。
なんつーか、人間の別民族的な感じ。ファンタジーの難しさだと思うんですが、そこはなんか人間との違いが出せてない感じですかね。
魔法使いも本格的に出てきましたが、これは面白いと思った。ゲームのMP的な描写を魔法使いの体調的なところでしているのですが、今の体調だと後何回くらいこの魔法が使えると言う台詞とか面白いと思いました。
意外と魔法の使用回数制限とか明確に描写すると作品って少ないのでちょっと感心。

ストーリーはファンタジーと現代ものの特殊部隊ミッションの折衷と言う所で、すごく面白かった。
それぞれのキャラクターの関係や個々の利害が別な思惑で決定されていると言うところは現代的、戦闘描写などはファンタジー的と斬新な感じ。そして1人の英雄的人物が戦闘をひっくり返すファンタジー的な戦力配分が何ともゲーム的なのですがそれがストーリーに上手くマッチしてすらすらと読めた。
燃える要素が多いのも良かったのかも。
しかし、まぁ、いつも通りエロい。
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ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック

ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック

深見真:著
織田non:イラスト
ガガガ文庫


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どっかで聞いた作者さんだなとしばし本屋で考えてから、それが「疾走する思春期のパラベラム」や「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」の作者さんであることに気がつくまでしばらく掛かりました。
僕の読んでいる深見さんの作品は銃がキーアイテムになっている現代ものばかりだったので、こういったファンタジーを書くとは思ってなかったんですよね。
それであとがきをちょこっと読んだ後にファンタジーにトライして見た作品と言う事で読んでみることにした作品です。
普段、緻密計画や精巧な武装をもって行われる現代戦を書いている作者が、そう言った現代戦のガジェットが使えないと言う状況化でどうファンタジーするのかと言うのが興味ありました。
あと、表紙絵が主人公であるリョウトが前に居た事が大きかった。(笑)

作品世界は典型的なD&D的世界です。指輪的というと語弊がある感じで、一番近い印象を持てるのが僕が知ってる中ではD&Dでした。
文化レベル、文明レベルをとってもそうで、出てくる種族や幻獣、魔獣、ガジェットどれをとってもD&Dレベルと言って良い感じでちょっと薄い感じがしました。
あと、読んでて分かるんですけど公用語が英語だったりドイツ語だったりで未来の地球がファンタジー世界化したと言う世界観の作品になっています。
ちょっとその辺の掘り下げは1巻ではなかったので、どれだけ緻密な世界観を作られてるかは分からないです。僕が受け取ったのは作者が参加したTRPGのセッション用の世界観をそのまま使ってる?と言う印象でした。

話の内容はなかなか面白かったです。
ファンタジーと言っても、やっぱり深見さんの作品で特殊部隊をメインに持ってきていて行動がものすごく現代的でした。
あぁ、こういった現代的な訓練や行動様式を取るチームには他の有象無象は勝てないよと思いながらも読んでましたが、これがなかなか面白い。
状況が基本、主人公が不利な状況だったからかも知れません。

エロティック要素は深見さんの作品らしくちゃんと健在。
ただ、ちょっと納得いかない相手同士がくっつきますが。フランカが簡単にリョウトを許してしまう、信じてしまうのがちょっと納得いかなかった。
2巻を読んだ今でも余り納得いってない。
深見さんの作品で人の恋愛感情が疑問がと言うのは初めてかな?

現在2巻まで出てて読了済み。
普通のファンタジー以外受け付けにくい人には、受け入れられにくいかも。

 

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか 実践編

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか 実践編

美崎栄一郎:著
Nanaブックス

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実践編とついてない方(表紙の鉛筆がオレンジ一色の方)の続編に当たるのかと思いきや、いろいろなノートに対して著者さんがアドバイスを出していくと言う形式の本になっています。
一応、本編のノート術を読んだ読者のノートと言う事になってるみたいですが、いろいろなノートがあり、ぶっちゃけメモを持ち歩いてない人もいて、そのまま著者さんのノート術を使って無い人も居ると言う本でした。
例として上げられているノートの良いところ悪いところを指摘しつつ、改善案を提示するという形式になっています。
実践編というより、ノート術例示と改善案という感じの内容でした。

しかしながら理論を語られた本編より人のノートがどんな感じなのかを見られるこの本の価値は計り知れないと思いますし、結構な数の例示がされていますので自分のノートに当てはめて同じような問題を抱えている場合は即、書かれているアドバイスが適用出来ますし。

一番参考になったのはcase24として上げられていた例でした。
書評を書く際のポイントを上げていたものですが、確かにこういう事出来るかどうかにうなずきを感じました。
「読書ノートはアクション書評で」とサブタイトルがつけられた章でしたが、内容としてはビジネス書を読んで「良いな」と思った事に対して「いつ・どこからやるか」を決定すると言うものでした。
確かにビジネス書を読んで「良いな」と思ってもそれをいつから実行するか、実際に取り入れるかまで決める人は余りいないように思います。
僕はこの点がこの本で一番「良いな」と思ったところで、「いつ・どこから」はこの書評からと言う事で、この段落が入っています。

僕としてはノートに何を書くかと言う段階の試行錯誤中ですので、まだこの本は早かったかも知れないですけど、自分がノートを使って何をしたいのかがだんだん見えてきた様な気がします。

 

花物語


花物語

西尾維新:著
VOFAN:イラスト
講談社BOX

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神原のエピソードに決着がつく話。
第2期はそれぞれのヒロインの話に決着がついて行くことは、今までの作品のあとがきから推測可能で、前の傾物語で八九寺のエピソードに決着がついたというのかには疑問が残ると言えば残るのですが、確かに現状に納得するという意味で羽川さんと八九寺のエピソードは片付いたわけで…。
今度は神原の話のエンディングという感じになっています。
そしてもの凄く違和感のあるエピソードでした。

後半になって、語り部が一定していませんが、今回の語り部は神原となっています。
この神原の語りが感じた違和感の最大のもの。
今までの作中から抱いていた神原のイメージと違いに困惑します。
これまで神原には余りシリアスなイメージというか、まじめさを排除した描写がされていました。これは阿良々木くんの視点から見た神原のイメージと言う事でしょう。
ですが、神原には高校2年~3年生であるパーソナリティがあるわけで、そう言った人物があーいった側面しか持っていない訳無いんですよね。
今まで見れてない神原の側面がずっと描かれます。これがまじめな子なんですよね。
これはアニメ版のあとがたりで沢城みゆきさんが語っていたイメージの人で有ると言うことになるのですが、それが証明された形になっています。

ある意味、写し鏡な存在を見た時に人はきっと嫌な顔をする。
自分がそうだった、自分がそうなるであろう未来を見た時に嫌な顔をする。
嫌悪する。
今回登場する蝋花と言う人物は多分、神原にとってそう言ったキャラクターだったんだと思う。
阿良々木暦に、忍野メメに出会わなかった場合の自分の過去と未来を見ていたのだと思う。
そして同じく悪魔に魅入られた者として自己嫌悪に似た感情を向けていたのだと思う。
もちろん、神原は阿良々木くんを慕っているので、そんな感情を抜きにしても怪異の問題を解決しようとはするでしょうけど。
結局としては神原がやっぱり良い奴で、すっきりと片がつくと言う話なので最後はすっきりしているのですが…。

残った伏線が違和感を残しまくるので気持ちが悪い感じになるんです。
扇の性別が阿良々木くんが語った人物と一致しない。
急に阿良々木くん達が卒業した後の話になっていて、猫物語で言及された阿良々木くんが神原に助けを求めた内容がまだ伏せられてるとか。
結局、臥煙遠江が何をしたかったかが語られない事。
その辺が違和感があって、読後感が良くない感じがした。
すっきりしないのである。
これは実は第2期に入ってずっとなのではあるが。

次ぎは囮物語。
なでこメドゥーサなんですが、メデゥーサが戦場ヶ原さんな気がしてならないのは何故だろう?

 

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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
オタなので、ジャンルはオタ方向に傾倒。

チベタン・スパニエルという珍しい犬種の愛犬記事もありまする。

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