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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

鋼の錬金術師 #50

本来、この枠の番組は2クールか4クールなので、ここで終わるのが普通なんだよね。でも鋼の錬金術師はペース的に終わらないので延長されています。
エンドが切られてないようなシリーズ以外でこういった延長がなされているのは最近では珍しいよね。
放送開始当初は後半をオリジナル路線で行った前作と比べられて、わりと酷評されていたけどDVDとかの売上は良いらしいし、鋼の錬金術師という作品の底力、人気の高さが伺える。

最終章。こっからアクションにつぐアクションになるんだよなー。
自分の兵であるブリッグスの猛者達から切り離され、情報源も少なくなっているだろうに、アームストロング少将はすごいなぁ。全て見切ってる感じだ。格好いい。
そして覚悟というか、動くときはさくっと動ける心の強さがすごい。
そして、マスタング組もすごい。
マスタング大佐自身はあまあまな所もある人なんですが、アームストロング少将とはまた違うアプローチではあるが、強い絆をもった人脈を気づいてる。
この人脈の構築とそれができる人というのが、この鋼の錬金術師のテーマのひとつでもあるなと感じた。
後半はエドを中心として動く人達の話だったし。
盛り上がってきたなー。
ハボックとか格好いいし。ロス少尉とかも格好いいし。
でも群を抜いてアームストロング少将のかっこよさったらないなー。
地味にホーエンハイムも格好いいんだけど。
描写の関係で、エドがかっこ悪いのは微妙だが。(笑)
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鋼の錬金術師 #49

動から静へと物語がいったん落ち着きを見せます。
この、最終章へのいったん溜めの瞬間が入るのが、話の緩急がついてうまい。
といっていても原作通りではあるんだけど。

アルを信じてプライドとの勝負を任せる形を取ったホーエンハイム。
アルだけじゃなく、エドもちゃんと信用しているんだろうな。
あまり一緒に過ごせてない親子ですが、ちゃんと互いに繋がっていて素敵な家族だなぁと思います。
それと対応するかのように描かれる、ブラッドレイ夫人とプライドの家族関係。興味があったと言い放つプライドにも少し、嫉妬といった心情が見え隠れする感じですけど、大罪に由来する感情以外はほとんど出しませんからね…。プライドの本心ってよく分からないです。
考えてみると、人間らしい感情を見せるグリードやエンヴィーといったホムンクルスは、元々7つの大罪の中でも人間らしい部分なのかもしれないね。

来週からずっとアクション続きなのかなぁ。

 

鋼の錬金術師 #48

また緊急速報が入りました。
TBSのこの枠は緊急速報入る比率が高いような気がします。

ほぼ全編アクションアクションで、格好いいという感想以外が出てきにくい話でしたねー。ランファンが復活したりしたのですが、プライドとグラトニーを相手している状態なので、おちおち語り合ってる暇が無いと言う所でしょうか。
各人の連携で戦っていくエドチームに対して、ホムンクルスは各個の力だけで勝負している感じです。特にプライドがそうで、その司る罪によるモノもあるのでしょうが…。
グラトニー食べられちゃった…。ホムンクルスは人間ぽい感情を持ちつつあるように思えるのから脱落していくな。ラスト、グリード、グラトニー…。次はエンヴィーになるわけですから、やっぱり人間ぽい印象を持てるのから脱落していきますね。グリードは生きてますが。

今回はサブタイトルからして見るべき所はエドのパートではなく、マスタング大佐のパートですね。
マスタング大佐が格好いい。トップになるという事は前から言ってましたが、そっからまた一歩踏み出して事が終わった後に大総統になると明言しました。そして、その時にも力になって欲しいから生き残れ、死ぬなと命令。格好いいです。死ねと命令できる人より、生きろと命令できる人が格好いいと思います。
生きろと命令できる人はそれなりの覚悟をしてますからね。死ねって命令する人もすごい場合もありますが、へたれでもするからなぁ。この命令。
真に格好いいのは命令を下したマスタング大佐より、その部下3人だった気もしますが。マスタング大佐、部下の人達居ないといまいちかっこ悪いしなぁ。(笑)

こっから、今原作で展開されてる部分まで数日間の話なんだなぁ。

声優さんの使い回しが面白かった。
グラトニー役の白鳥さんが密偵役もやってた。グラトニー声結構無理してるっぽいなー。

 

CANNAN(上)

CANNAN(上)

チュンソフト:原作
杉原智則:著
関口可奈味:イラスト
角川スニーカー文庫


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TVアニメCANNANのノベライズ。前半。
実際のところ、最近ノベライズを読む意味というのを見失いつつあった。ほとんどのノベライズ作品はただアニメの脚本を文章に落としました的な作品が多く、アニメ本編を見たのであれば、ほとんど読む必要性が無いものが多かったから。
ただでさえ、未読の本が積み重なってるのに内容知ってる本を読むのはばかばかしいだろうと言うことで、敬遠していたのだ。
このCANNANもアニメの方は視聴したので読む必要性はなかったんだけど…。
HDDレコーダーで取り置きして、もう1回みたいなーと思ってたら、間違えて消しちゃったと言う事件があり、だから本で再補完だっ!ということで購入した。

ストーリー的な違いは無いのでアニメを見たのであれば内容に関しては把握されているものと相違はない。
大沢マリアと言うヒロインが、カナンとアルファルドの闘争に巻き込まれる過程で、カナンという写し鏡を通して自分を見つめ直していくと言う話。その骨子は変更ないし、上海という舞台、ウーア・ウィルスやボナー、アン・ブルームといったガジェット。登場人物、発生する事件、全く一緒。主要な登場人物の視点で描けないシーンを若干削ってある程度の違いである。
そう書くとまったく同じなのかと思えてしまうのだが、ものすごく違う箇所もある。
428~封鎖された渋谷で~という原作の扱いがそれ。

アニメのCANNANは428と言うゲームを未プレイの人でも入っていけるように428を下地にした演出、描写は極力排除されていた。と言うより、全くもって登場人物(マリア、みのさん、カナン、アルファルド、マリアの父)とウーア・ウィルスが同じである以外は、428との繋がりの描写がなかったのだ。
マリアはアルファルドと初見であるような演出だったし、みのさんもウーア・ウィルスを初めて知ったような演出がされていた。
これはこれで否定しない(アニメという媒体を「売る」為の制約的なものもあるため)が、やはりこういった展開の作品であるなら、前の作品を土台にして展開して欲しいもの。その部分が、このノベライズ版では428との繋がりがちゃんとしていて、うれしく感じた。
マリアは428の事件の記憶を失っていると言う設定になっているが、アルファルド側からマリアを見てのアクションがあったり、みのさんがウーアをちゃんと知ってたりと言う前提になっている。ただ、話をこういう下地があってこの話という風に持って行ってるのがうまいと感じた。
この作者さんはノベライズするときに再構築がうまい作者さんだなーと思う。エウレカ・セブンでもそうだったし。

下巻になるとよりウーア・ウィルスに絡んだ話になっていくから、もっと428の土台が生きてくると思う。
そんな訳で実はこれが原作なんじゃないの?と言うノベライズに仕上がってる。

 

鋼の錬金術師 #47

割とあっさり、ホーエンハイムとトリシャの絆の描写が終わり。もうちょっと踏み込んで、もうちょっと時間を掛けて描写しても良い感じだと思うんだけどな。
そーゆーのって、良いところなんだからさー。

ほとんどが、エド一味vsプライド、グラトニー組の描写で終わり。
前回、コミカル描写がほとんど削られてたのに対して、今回はほぼ原作通りのコミカル描写が入ってましたねー。
ダリウスがエドをぶん殴るところとか、はっきり言って余分だと思うけど、思いっきり入ってた。
暗い所の描写が微妙。もう少し画面暗くしても良いんじゃないかな。確かに絵を見せないと行けないアニメで暗黒の描写は難しい所ですけどね。
ランファン格好良すぎ、強すぎ、早すぎ。
今までで、これ以上に早く動いたのって居なかったような。今ならランファンだけでラースと互角に戦えそうな勢いだよ。
でもハガレンの最強キャラは某主婦だよなーと思った所で終了。

途中、ちろっと出てきたグラマン中将、一筋縄では行かない老獪なじじぃっぷりを出してるんですが、この人、良い人なのか悪い人なのかわからないよね。
今まで、マスタング大佐とかに手を貸してるし、野心を持っている人という所なんでしょうけど、じじぃが野心を持っても先が長くないのでどうなのよと感じたりしました。原作でも。
結果的にはグラマン中将の上を、マスタング大佐とかアームストロング少佐が上を行って悔しがると言うところで決着がつくんでしょうけど、今のところ、怖いじいさんです。

来週もアクション続きかな。

 

機動戦士ガンダムUC 10 虹の彼方に(下)

機動戦士ガンダムUC 10
虹の彼方に(下)


福井晴敏:著
安彦良和、カトキハジメ、虎哉孝征:イラスト
角川コミック・エース


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ラプラスの箱がどう言ったものなのかというのが、ずっと謎になってましたがそれがやっと明らかになります。
うまいな。と思います。
ガンダムの、宇宙世紀の歴史はこの先まで決まってしまっていますが、この段階でミネバという重要人物によって希望や未来を示さないと行けない、この先が決まってしまっているにもかかわらず、人類の革新というガンダムのテーマを示さないと行けないという難しさをうまく裁いた結果になっていると思いました。
なるほど、これは連邦をひっくり返しかねないネタになっていると。

ガンダムにおいて、富野監督以外が物語を作る場合を除き、ニュータイプが登場することは無かった。公式とされていないような作品ではあったが、サンライズの公式に乗っかるような作品において、富野監督以外の人がニュータイプを描いたのはこれが初めて何じゃないかな。
その面でおもしろさを感じた。ニュータイプの描き方、ニュータイプが示す可能性、未来といった面で富野監督とは異なった印象を受けました。確かに、ニュータイプの特性としては同じなんですが、ただ、向かう方向性が富野監督の描くニュータイプとは若干異なっていた気がします。
わかり合おうとすると言う面では確かに一緒なんですが、そこから先があるかないか、そこから先の方向性が異なっている。
富野監督の描いたニュータイプではカミーユが一番近い感じかな。間違わなかったカミーユ。そんな感じ。
バナージとミネバが紡いだ未来は素敵なものだったと思います。完璧でも永遠でも無いけれど。

全体としての感想は面白かった。ガンダムとしてお約束はちゃんと押さえているし、MSをはじめとするガジェットの選択、使い方はマニア向けだったと思う。
ただ、いくつか過去のガンダムに引っ張られすぎている面は否めない感じも受けた。
物語の中でも言及されてたりしますが、三連星とか、その他の台詞回しとか。
それと、いくらなんでも…というモノがひとつ。
まぁ…読んだらわかります。
それ以外はすごく面白かった。富野監督が作った映像のガンダムを少なくとも逆襲のシャアまでは読んでることが前提ですけどね。

 

機動戦士ガンダムUC 9 虹の彼方に(上)

機動戦士ガンダムUC 9
虹の彼方に(上)


福井晴敏:著
安彦良和、カトキハジメ、虎哉孝征:イラスト
角川コミック・エース


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ここからは決戦モード。
前巻の最後で手を取り合い直したネェル・アーガマとガランシェールの面々が最後のポイントへ向かって進撃。それを迎え撃つネオ・ジオン艦隊という燃えるシチュエーション。ガンダムの母艦は何時だって単艦突撃です。
この巻は純粋にメカアクションを楽しむ巻だと思います。最後の方は別として。

ここまでいろいろな事が描かれましたが、物語の中では1ヶ月くらいの話なんですよね。その間にバナージのパイロットとしての成長が著しい。
実際にはユニコーンの性能が破格であると言う事なんだと思いますが、獅子奮迅ぶりが半端無いので…。
このガンダムUCは過去のガンダム(特にZから逆シャ)へのオマージュを感じるというか、かなり意識して書かれていますが、展開的にもこれまでのガンダムを踏襲している感じを受けます。
目標地点へ向かって単艦突撃する母艦と、先行して道を切り開いていく展開。これまんま0083の展開ですよね。それまでも、バナージが「ユニコーンは伊達じゃない」と叫んだり、3人でフォーメーションを組んで独自の技を披露する「トライスター」など、いろいろありましたが、前の巻までのべたべたなオマージュに比べ、こういった展開が似ているという感じは良い感じに思えます。ガンダム的に。
が、ユニコーンは超兵器過ぎる気が。デンドロビウムのようなのなら艦隊相手にどうこうできそうですが、ユニコーンはいっぱい武装付けたとしてもサイズ的には標準サイズ…1機で艦隊を抜いていけるってどんだけ破格の性能なんだよ。

結局、人間は悲しい出来事を繰り返していく…。ガンダムでは繰り返し語られてきた事です。1人のニュータイプがその周りに可能性を示しても大局的には変わらない。まだまだ人間が次のステップに踏み出すにはいろいろ展開していかないと行けない。
それが、このユニコーンでもまた繰り返されます。
ガンダムはこの後の話があることは決定づけられていますから、バナージ達はその周りとしては乗り越えていくのだと思いますが、大局的には変わらないで終わってしまうのが悲しいかなと思います。
その為に散っていった人が悲し過ぎるので。

しかし、手を取り合わないとと言いつつも、結局、兵器であるガンダムを使わざるを得ないと言う時点で、人類全体のステップアップは難しいよなと思います。
いくら、崇高な思想や理論があってもガンダム=兵器にそれを搭載しても輝ける未来はやってこない気がします。
ガンダムという作品の性質上、どうしてもガンダムは兵器でなくてはならない。それがガンダムの限界なのかもしれません。
たとえそれが、ユニコーンでも。

 

機動戦士ガンダムUC 8 宇宙と惑星と

機動戦士ガンダムUC 8
宇宙と惑星と


福井晴敏:著
安彦良和、カトキハジメ、虎哉孝征:イラスト
角川コミック・エース


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割といままで内容から巻のサブタイトルは連想しやすかったけど、この巻は連想しにくい。ちなみに読み方は「そらとほしと」。宇宙を「そら」と読むのはガンダムならではのお約束。

戦争の記憶って何処まで引っ張るんだろうと考えた。
この作品を読んだ僕は30代ですので、当然のことながら戦争なんてものは実感したことはない。なので、アメリカ人を見てなんか恨みを持ったりしないし、誰かに戦争の事を持ちだされて恨み言を言われてもたぶんピンとはこないだろう。
それが日本の戦争を知らない世代の感覚ってモノだと思う。
対して、中東などに目を向ければ、アメリカ等に向けて戦争の恨みと言う事をぶつける人達のニュースをやってる。これは直近だからそういう心情を抱くだろうと言うことは理解できる。
僕としては難しいのは中国や韓国の方が、日本への恨みを言う場合だ。そういった事が有ったという事実は認めないと行けないのはわかるが、戦争を実体験していない世代の方が、恨み言を言うと言うのが僕の心情としてはよく分からないのである。これは日本と中国や韓国での歴史教育のあり方に起因する齟齬であるのだが、どちらが良いのかな?と言う事を考えた。このユニコーンを読んで。

この巻には、いろいろな世代が出てくる。
いろいろな世代の人がそれぞれに、一年戦争という戦争の悲劇を考えた上で、許せるモノ許せないモノ、協調できるモノ、できないモノという考えを披露していく。
7巻の最後で手を取り合ったネェル・アーガマとガランシェールですが、それがすんなりうまく行く訳もなく…。
ジンネマンの世代はもろに戦争の悲劇を体感している世代。これはネェル・アーガマの主なクルーもそう。この辺は疑って掛かる。
対して、ミネバやバナージ、ミコット、タクヤなどは割とすんなり手を取り合い、信じ合う事ができる。
ジオン共和国の若者は実体験を伴わない知識としての戦争の悲劇に基づいた行動を起こすけど、それが知識だけだから浅い行動になってしまうというような、いろいろなパターンの考えが展開される。
ここで、要は戦争を知らない世代の考え方が一番理想的に思えるような書き方をされていたが、と思って上で書いたような事を考えたのだ。
今の日本や、ガンダムの世界ではそれが理想的に働いてるけど、いろんな方面から見たら、そういった感覚が無いのも危機感の無さや、変遷のしやすさといった悪い面ととれる所もあるように思えるんです。
ジンネマンが行き当たったように、ミネバが語ったように、恨みの連鎖は断ち切った方が良いのは確かだとは思うけど。

しかし、「箱」がいったい何なのか想像つかない。
概念的なもののような気がしてならないが。
そして3巻で登場した時にはシャアとしか思えなかった、フル・フロンタルだが、読み進めるに従い、池田秀一さんの声を想像しないと行けないのに違和感。シャアに思えなくなってきた。たぶん、シャアの言ってることのはしばしに見えた感情が見えないからだと思う。めっちゃやなやつにしか思えなくなってきた。
悪役だから良いのかもしれないが。

 

機動戦士ガンダムUC 7 黒いユニコーン

機動戦士ガンダムUC 7
黒いユニコーン


福井晴敏:著
安彦良和、カトキハジメ、虎哉孝征:イラスト
角川コミック・エース


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前半はやはり人の覚悟というか考え方の進行方向を描いている。
ミネバが自分の立場を見直して、自ら動くことを決めたり、バナージがブライトから言質を得たりしたりして自分だけが背負っていくのではなく、人の正しい繋がりによって正しい方向へ事態を進めていこうと考えたりと、主人公とヒロインはやっと考え方を固定化したという所。
歴代のガンダムの主人公たち(特にブライトの乗った船のガンダムパイロット)もそうだったように、状況に押し流されながらも、そのうちに正しいものの見方を学んでいったのと同じようにバナージたちもと言う事でしょう。
それに対して、リディやアルベルトはしっかりした考えを持ってそうで、状況に振り回されたまま、しかもその考えが状況に流された結果でしかないのが悲しい所です。
まぁ、ジンネマンのような大人は仕方ないと言う所でしょうが、彼は歳の割に柔軟だよな…いい大人。ブライトもそうだけど。

後半はバトル一辺倒。
その中で、マリーダの悲劇に絡む所や、ミネバ救出のアクション、サイコフレームの共振などの見せ場はあるものの、基本的には戦闘描写がずっと続く。
しかも、かなり古くからのガンダムファンに対するサービスがいっぱい。
使われるモビルスーツしかり、戦闘の舞台となる連邦基地にしかり、ガルダしかり。
作者がガンダム好きなんだろうけど、ちょっとやり過ぎ感を感じ無くもない。しかし、モビルスーツの選択が斜め行きすぎる気がする。
なんでザクⅠはいいけどスナイパータイプとか、カプールとか、ガルスKとか…。確かにジオン残党やネオ・ジオン残党が使ってそうだけど。

印象が前の6巻と真逆。
心情的や考え方的な所で重要な巻であるのにも関わらず、印象に残ったのは戦闘と最後の見せ場だけだった。

 

機動戦士ガンダムUC 6 重力の井戸の底で

機動戦士ガンダムUC 6
重力の井戸の底で


福井晴敏:著
安彦良和、カトキハジメ、虎哉孝征:イラスト
角川コミック・エース


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バナージのふらふら度合いはきわまってきたなと冒頭で感じた。
話の展開として、今までのガンダムの主人公とは違い、バナージは連邦とネオ・ジオン双方に身を置いてそれぞれの主義主張を、内側から感じていくという人物になっている。
これはとても重要なことなはずですが、今までのガンダムの主人公は触れあう、話し会う場はあったにせよ、バナージほど立ち入った場所からそれをした人物は居なかったと思う。実際の戦争でも普通、戦闘する立場の人は一方の組織に属して、その組織のものの見方ということで行動して行く。でもそれでは互いに理解して、より良い方向へ進んでいく事は難しい。
人間が今現在できていない問題のひとつだと思います。

ジンネマンの語ったジオンの悲劇、戦争の悲劇としてよくフィクションの戦争ものでは同レベルのことが描かれる事が多いですが、戦争世代じゃない僕にはどうも理解しがたい状況ではある。
本当によく描かれるタイプの悲劇であるのだが、人間ってここまでたがを外せるものなのだろうか?窮鼠猫を噛むと言う事もあるだろうし、そんな一方的でも無いようなきもする。でも、映画や小説ではこういった悲劇が描かれるし、実際に有ったなんて事であるのは確かなのであるが…。
どうしてもそれが理解しがたい。人間はそんなに獣になれるのだろうかなんて思い、悲しくもなる。

文化と発展て両立できないのかな?
文化には思想ってのが結びつくが、現在の地球でもその思想と発展が両立できないでトラブルになる事が多い気がする。
ガンダムなのでバナージは敵側の人とも一瞬、わかり合っていくのですが、悲しいかな戦争中という状況がそのまま相互理解で文化、思想と発展を両立させていけない。
文化、思想をつぶした結果、発展を得た感じのある資本主義。ガンダムの世界はその資本主義の行き着いた感じの世界ではあるので、どうしてもすり潰されてきてしまっている文化や思想ってのは有るはず。それがどうしても軋轢を生む。仕方ない事なのか?
小説などで描かれる宗教家の兵士や戦士は朴訥な人が多い。
文化をすり潰されたときに、深くプライドを傷つけられる。その結果が悲劇に繋がっていく。
とても悲しいことだ。

1冊まるまる、いろいろな立場から宇宙世紀を見たと言う巻だったなぁ。
ユニコーン2号機が出てきましたが。
戦闘よりそういった見方の多様さが印象に残った。

 

機動戦士ガンダムUC 5 ラプラスの亡霊

機動戦士ガンダムUC 5
ラプラスの亡霊


福井晴敏:著
安彦良和、カトキハジメ、虎哉孝征:イラスト
角川コミック・エース


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ふらふらとしているな。そう感じた。
主人公は間違い無くバナージなんですが、リディも主人公的に描かれている。その2人がなにか定まらずにふらふらしていると感じました。
バナージはユニコーンという得たいのしれないMSに関わってしまったが故に、どうして良いかわからない困惑と、絶対にしては行けない事を強要されてしまう中で不安定にならざるを得ない。リディは不安に思いながらも良かれと決意して動いた結果が、裏目にでたり嫌な事へ突き進んでしまった結果、精神的に折れそうになっている。
主人公的な人物が2人ともそんな状態に陥っています。
それがクリアになっていき、結末へ進んでいくのでしょうが、まだ物語半ばなので2人を次々に状況が揺さぶりを掛けてきている状況。特にバナージへの揺さぶりが半端ない。

ガンダムらしさが少ないなと思っていた部分があったのですが、やっぱりガンダムだと思った点がこの巻では出てきた。
ガンダムってそういえば血によるしがらみってのが、テーマでもあるんですよね。RX-78を作ったのはアムロの父でしたし、MK2を作ったのもカミーユの両親でした。Vガンダムではウッソの両親ははじめからウッソをパイロットとして養成していましたし、F91の開発者はシーブックの母でした。そんな血によるしがらみがユニコーンには有りました。
カーディアス・ビストがバナージの実父であるだけでなく、この巻ではそのしがらみが増えた感じです。
どろどろした感じですね。ガンダム的な盛り上がりとして良い感じです。

しかし、ユニコーン。
描写の事せいもあるのでしょうが、気持ち悪い。
このマシーンは気持ち悪すぎる。
今までのガンダムではサイコガンダムがこれに似たモビルスーツなんでしょうけど、パイロットに影響するという面以外にも何か気持ち悪さを感じるんですよね。
やっぱりNT-Dの描写のせいなのかなぁ。

 

機動戦士ガンダムUC 4 パラオ攻略戦

機動戦士ガンダムUC 4 パラオ攻略戦
福井晴敏:著
安彦良和、カトキハジメ、虎哉孝征:イラスト
角川コミック・エース


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3巻読んでからずいぶん空いてしまった。
これを読んだのは2009年年末から2010年明けまで。その段階でユニコーンは文庫落ちが決定しています。アニメ化も決定されているので展開が活発化している感じです。
なんか、5巻まで買ってあるのですが、文庫落ちする前に読み切っちゃおう計画です。
奥付きをみたら2008年の春発売だった。あれーそんな放置したつもりはないんだけどなぁ。

今までのガンダムと違うなと感じました。
今までのガンダムではMSとしてのガンダムはあくまで戦闘兵器の範疇を出ていなかったと思うんですよね。奪ったり、奪還を命じられたりという事はあったにせよ、それはあくまで機密扱いだからとかそういう理由によって。
なんだかわからない謎の鍵としての扱いってのは無かったような気がします。
しかも、ユニコーンは解析できてない謎が含まれていると言うのが、兵器としての扱いではないことを示している様な気がします。

そして、言ってること、ニュータイプ同士(バナージは明確にニュータイプとされてませんでガンダムの機能によるものっぽいですが)の感応での記憶共有なんかが、すんげー生々しさを感じました。
その辺は著者さんがロボットものとして書いているかによるものなのかという事なんだと思いました。
政治的なことが描かれる事がシリーズを通すと少ないガンダムの中で、ユニコーンはものすごく各団体の利権が絡んだ会話がされている気がします。そして、容赦ない戦争の悲劇を被った人の描写。それらに翻弄されている人。

何もかもが今までのガンダムと違う感じなのに、使っているガジェットが今までのガンダムから継承されているモノなんですよね。
ユニコーンはもちろんオリジナルのものなんですが、ネェル・アーガマはZZの船ですし、デルタプラスは設定上あった百式のプロトタイプからの派生ですし、そも登場人物もミネバやマリーダ(プルトウェルブ)といった元々出ていた人達も居る。
ガンダムの様な長く続けられているシリーズでは、こういった前の資産をなるべく使ってほしいと感じるのはファンの心情だと思うんです。
それをユニコーンはちゃんとわかってる感じです。

 

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Author:はがね
日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
オタなので、ジャンルはオタ方向に傾倒。

チベタン・スパニエルという珍しい犬種の愛犬記事もありまする。

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